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農産物流通について バスを利用した事例からあれこれ思う

2019.06.18

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

6月15日の日本農業新聞の記事に、旅客用の長距離バスに農産物を相乗りさせて「貨客混載」によって農産物の輸送コストを下げようという取り組みについて紹介されていました。

記事で取り上げられていた千葉県に限らず、路線バスを物流に活用するというのはあちこちで試みがあるようです。

バスがバス停を循環するように、農産物の集荷販売をルートにしたしくみで有名なところといえば、静岡のやさいバス株式会社。静岡の特定地域の産地と消費者をスマホが商流・情報流をつなぎ、バス(実際にはトラックが走るのですが)物流をつなぐというもの。名前はバスですが走るのはトラック、仕組みがバスのようだから、のようです。

循環型の仕組みなので特定地域のモデルですが、非常に合理的だと思います。4C(顧客側から見た価値の創出:Consumer、Cost、Convenience、Communication)な感じで作られたスマートなサービスという印象です。ビジネス構築の模範的モデルのように感じました。

さて話を路線バス戻しますと、もともと路線バスは貨物輸送は規制されていたようですが、道交法の規制緩和によって積載重量に幅ができて活用例が増えてきたようです。

 

新聞記事の例はバスタ新宿が集客力もあり、自ずと販売力もあるとして、いわゆるプレイスとプロモーションを兼ねています。高速バスは物流のみ。ただしプライスは本当に競争力があるのかわかりませんし、プロダクトの程度もわかりません。

こちらはちょっと4P的、プロダクトアウトな感じです。とはいえ、更にビジネスモデルを磨く事で強固なチャネルになる可能性はあります。

もし仮に花が路線バスで新宿まで到着し、販売されていたらどうでしょうか。環境負荷の少なさが売りになるかもしれませんねえ。

たまには物流についてもちょっと書いてみました。

ryokou_bus

 

それではみなさまごきげんよう。

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