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変わる家計調査

2017.03.30

2018年度から家計調査の調査方法が変わるようです。

個人消費の実態を掴む家計調査は、これまで紙媒体の調査票に書き込み提出する方法を採用していますが、2018年を目途にスマホなどの端末から入力できる方法も取り入れるそうです。また、回答者がアプリをインストールすることで、スマホでレシートを読み取り自動記入したりできるようになるよう検討中とのこと。

単身世帯が増えているにもかかわらず、単身世帯の消費動向が品目ごとの調査では反映されていなかったので、単身世帯の消費も取り入れることになりました。

ほかにも買い物でもらえるポイントを使った消費動向も発表するよう進めているのだとか。

 

分母となる世帯の性質が変わると、統計の連続性はなくなり経年での単純比較が難しくなりますが、それでも尚、より精度の高い消費実態が反映されたデータが発表されるようになれば、私どもとしてもその方が嬉しいですね。

このようにますます正確性を期す家計調査が進むことによって(これまでは実態とかけ離れているという指摘により問題視されていたわけですが)、花き業界においてもまた一歩、販売環境が整うというものです。精度の高いデータがあればAIを取り入れやすくなるなど、実用性が高くなることでしょう。家計調査の進展に期待したいと思います。

 

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