花研コーヒーブレイク
お盆新時代到来の兆し
2026.08.04
こんにちは。花研ブロガー1号です。
先日の新聞記事にあった内容から。
盆踊りをアニメ主題歌や洋楽で踊るのが今風なのだと。
特に首都圏は盆踊りの歴史的な意味合いや経緯が薄まったところがあり、シンプルに集まってお祭りを楽しむイベントに変化。現代のトレンドを取り入れた楽しい盆踊り大会が多いとか。
そのようなことを取り上げた記事はあちこちで見受けられますが、たとえばこちらです⇓
「盆ジョヴィ」に鬼滅や「Get Wild」も…アニソンやロックで踊る!全国に広がる“都市型盆踊り”【Nスタ】
ボン・ジョヴィを盆ジョヴィとかけてLivin’ On A Prayerに合わせて盆ダンスしたら、なんとボン・ジョヴィの公式SNSや本人からもお墨付きをもらったのだとか。しかもそのまま米国へも逆輸入されたというから驚きです。
そのほかABBAのDancing Queenが使われるのも納得、そのほかマイケル・ジャクソンのThriller(ゾンビの手の動きを盆踊り風にアレンジ)、荻野目洋子さんのダンシング・ヒーローあたりが盆ソングとしてヒットしているようです。
私も大森の天祖神社でチューチュートレイン盆踊りに参加したことがありますが、大いに盛り上がっていました。海外の方も親しみやすく、楽しそうでした。洋楽ならその分、踊りやすいでしょうしね。
さて、こちら花き業界のお盆の花の提案はといえば、伝統にしっかりと根差した定番揺るがずという感じです。
とはいえ、実は現代の私たちがそう思っているだけで、例えば戦後直後の盆花(ぼんばな)はどうだったかと言えば、今のような構成ではなかったろうと思います。出張に行った際、各地の風習に関する古い資料を現地の図書館で見るのですが、盆花の構成は私たちがイメージするものと全く異なります。むしろ現代のお盆の花はとても整っていてモダンアートのようですらあるのです。
普通は地元にある季節の花で構成していますし、仏壇前の夏野菜のてんこ盛りな感じはエネルギッシュで生命感を得られます。今の盆花スタイルは、1980年代ごろから確立された、いわば昭和スタイルであるのではないでしょうか。
わたしが小学生のころも、仏壇にあがったスイカばかりが気になってました。あれっていつ切ってくれるんだろと。今考えればなんとも不謹慎な小僧でしたな。
今日は暑さを吹き飛ばすために、お盆をあれこれに「妄想創造」してみたいと思います。テーマは、「植物に宿る言葉遊び」「あの世とこの世の境界」「お盆文化の再編集」です。
◇「植物で遊ぶお盆」
お盆とは、1年に一度、先祖が自宅に帰ってくるとき。
地獄の釜の蓋が開き、これはあの世とこの世の境界が開くときともいわれ。ここに植物の名前や伝承を重ねてみます。
・・・以下、AI案です・・・
提案1:「地獄の釜の蓋」創造盆
地獄の釜の蓋をイメージした地獄的に出てくるような赤黒系の花の提案。
素材は、銅葉(黒っぽい葉)や赤黒系ダリア、黒いトウガラシなど。キャッチコピーは「地獄の釜の蓋が開く4日間」。副題は「おかえりなさい、ご先祖様!」。
提案2:鬼灯行灯盆(ほおずきあんどんぼん)
ホオズキを徹底的に提灯として扱う。
素材は、ホオズキを中心に、ワレモコウ、ノリウツギ(ドライ)、ススキ、フジバカマなど。キャッチコピーは「迷わず帰っておいでなさいな」。副題は“足元を照らす盆提灯”。
提案3:逢魔が時(おうまがどき)トワイライト盆
もはやお盆から離れつつあるが、夕暮れをイメージしたトワイライト盆。花材はベージュ系マム、アンティークアジサイ、ケイトウなど。コピーは昼でも夜でもない。生者でも死者でもない。副題は逢魔が時を束ねました。妖怪ブームにはまるかも。
提案4 黄泉比良坂(よもつひらさか)盆スワッグ
ほとんど漫画の設定だなこりゃあ。黄泉と現世の境界をイメージ。花材はツルウメモドキ、ノイバラ、ドライ蓮、クレマチスシードなど。キャッチコピーはあちらとこちらの境界線。ゲーム好き、神話好きに刺さりそうです。
提案5 ご先祖サマーウォーズ盆
あえてポップというかどこかで聞いたことがある語調。コピーは帰省ラッシュは椅子取り戦争。ホオズキを10個ほど並べる。小さな札におじいちゃん席おばあちゃん席ご先祖様席など。最近の推し活文化とも相性がいいがパクリだと訴えられるかもしれない。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
どれも採用不可な感じかもしれませんが、つまりお盆も何か新しい提案で、盆ジョビ同様に生活者に刺さることもあるのではということです。いつもと同じではなく、いつもと違う提案で生活者の興味を引いてみるのはいかがでしょうか。
それではみなさま、ごきげんよう。










