OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

お盆には「地獄の釜の蓋」

2026.08.03

こんにちは。

みんなの花研ひろばです。

もう先月のことになりますが、NHKニュースで栃木県で“お盆の風物詩である「地獄の釜の蓋」饅頭を作った”という報道がされていました。

なんと「地獄の釜の蓋まんじゅう」なるものがあるのかと、朝の準備をしながらも思わず聞き耳を立ててしまいました。

お饅頭にこのような名前が付いたのは、「釜の蓋まんじゅう」と呼ばれる行事食に由来してのことのようです。8月1日の「釜蓋朔日(かまぶたのついたち)」にあの世(=地獄)の釜の蓋が開き、ご先祖様がこちらへ出発することを歓迎して食べるから「地獄の釜の蓋まんじゅう」なのだとか。

 

なるほど。

いやしかし、園芸界で「地獄の釜の蓋」といえば、「アジュガ」を指します。アメリカ大陸を除く温帯地域(主にユーラシア大陸、ヨーロッパ、中央アジア、日本など)原産のシソ科の植物。

なぜこのアジュガが「地獄の釜の蓋」なんていうヘクソカズラ顔負けのひどい名前が付いているのかと言えば、その「高い薬効」と「地面を這う特徴的な姿」ゆえなのだそう。

不吉な意味というより、むしろ「人々を病気や死から守る」というポジティブな意味が込められているということですね。(その点、ヘクソカズラのネーミングはかなりストレートだ。)

 

ネガティブな名前のポジティブな理由そのイチ。

優れた薬効で「地獄行きを阻止する」から。アジュガは古くから解熱や咳止め、切り傷などに効く万能な民間薬として重宝されてきたことから、「病人を治して地獄の釜に蓋をし、死者がそこへ落ちるのを防ぐ」ということなのだそうです。

んじゃあ「地獄の釜“に”蓋!」じゃないか。

 

ネガティブな名前のポジティブな理由そのニ。

地面をべたりと覆う姿が「蓋」に見えるからなのだとか。匍匐性の植物なので、グラウンドカバーにもよく使われるのですが、地面を覆う様子がまるで「地獄の釜に蓋をしている」ように見えることから名付けられたという説もあるのだとか。

 

んじゃあ、やはり「地獄の釜“に”蓋!」じゃないか。

由来から考えれば「地獄の釜に蓋」ですが、なぜか「地獄の釜の蓋」と名付けられています。

 

さて最後に、「地獄の釜の蓋饅頭とかけて植物と解く」。

そのココロは・・・

 

 

「アジュガあるね~(味があるね)」

 

後日、花研ブロガー1号から、自宅で咲くアジュガの写真の様子を小欄でお届けしたいと思います。

それではみなさま、ごきげんよう。

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