花研コーヒーブレイク
アジサイがパニクルとどうなるのか?今日はある俳優さんの記念日だそうで
2026.06.24
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
ちょうど一昨日の6月22日の小欄で「メラレウカの花咲く」をご紹介させていただきました。
なにか七十二候の一節に盛り込まれそうなフレーズですが、このような一節はもちろんありません。しかしまあ、「花研的オリジナル七十二候」を作るとすれば(!?)、ちょうど今のこと「メラレルカの花咲く」というのも面白いかもしれません。本来は「乃東枯(なつくさかるる)」=「夏枯草(カゴソウ)が枯れるとき」に当たります。
今朝はちょうど仲卸さんでも、開花したメラレウカの切り枝が販売されていました。激レアかと。
こんな近くで満開のメラレウカの花を見るの、初めてだー。
フラワービジネスノート2026で、メラレウカの流通期(Data17■枝物)、及び取引成長率(Data19■右ページA-a)をご確認いただけます。
さて、花研ブロガー1・2号より本日の話題です。
梅雨時のしとしと感といえばアジサイですが、写真のアジサイにはあまり梅雨空を感じないのではないでしょうか。

これは、アジサイの仲間のノリウツギの園芸種です。(流通センター駅前)
ノリウツギの多くは白っぽい花かと思いますが、中には園芸種で赤やピンクっぽいのもあります。なにより、しっとり浴衣に団扇みたいなアジサイの感じではなく、コーラとフライドチキンのような元気なアウトドアな感じが元気をくれます。形が整いすぎていなくて、自然な感じがいいですねえ。
ちょうど仲卸さんでも白系のノリウツギを販売していました。

ノリウツギは、アジサイの仲間です。アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、学名をHydrangea paniculata(ハイドランジア・パニクラータ)。フラワーオブザイヤーOTA2023で最優秀賞を受賞した「秋色ミナヅキ」はもコレ。園芸品種で、正確にはHydrangea paniculata f. grandifloraという学名です。「ハイドランジア・パニクラータの中でも大きな花(grandiflora)が咲く品種(f.)ですよ」という意味。学名はあくまでも記号ですが、花についての描写やメッセージが文脈となって伝わってくるものですね。
ノリウツギは、英語圏ではPanicled hydrangea(パニクルド・ハイドランジア)と呼ばれることがあるようです。しかし、「パニクッているアジサイ」という意味ではありません。panicle(パニクル)とは植物学の専門用語で「円錐花序(えんすいかじょ)」の意味。panicではなくpanicleが元です。
panicとpanicleは語源も全く別物。
panic(パニック)は、 ギリシャ神話の牧神 「パン(Pan)」が語源になっていて、森の神パンは大声を上げて人や家畜を突然パニック(恐怖状態)に陥れるのが得意だったため、彼の名前から「panic」という言葉が生まれたのだとか。
一方、 panicle(パニクル・円錐花序)は、ラテン語で「キビ(穀物)の穂」を意味するpanicula(もしくはpanus)を語源としています。キビの穂のように、細かく枝分かれして広がる形そのものを指す言葉として生まれました。
そうか、つまり言葉の誕生の順序を辿れば、キビの穂を意味するpaniculagaがで、そのあとに植物学上の語彙である円錐花序panicleが生まれて、それからノリウツギがpaniculataになったということですかね。
ちなみにパニカムって市場に流通しますね。イネ科の植物でグラミネ(イネ科)ブームが到来して以来、一躍必需品として活躍中ですが、そのパニカムとは「キビ(黍)」のこと。言われてみればこちらも確かに円錐状に穂を付けます。学名の誕生順だけでいけば、パニカムはノリウツギの先輩ってことかな。
ついでに本日6月24日は、俳優の「ムロツヨシさんの日」(ムロツヨシさんのご活躍に因んで制定された日)なのだそうです。
フラワービジネスノートを見れば「今日の花」はチョウジソウ。
チョウジソウも素晴らしい花で人気がありますが、存在感と品格を兼ね備えていらっしゃるムロさんには、ノリウツギ(Hydrangea paniculata、ハイドランジア・パニクラータ)もまたよくお似合いな感じがしました(個人的感想です)。ムロツヨシさん、ご活躍いつも応援していますよー。
あー、1つのブログに根を盛り込みすぎだー💦
それではみなさま、ごきげんよう。













