花研コーヒーブレイク
七十二候:「アヤメの花咲く」
2026.06.16
こんにちは。花研の研究員です。
いつもお参りに行く神社で撮影した写真です。
陸に開花し、花弁に綾目(あやめ)模様が入っているので、アヤメでしょうな。学名はIris sanguinea。毎年のように見ているのですが、このように咲きそろった様子を見るのは初めてです。
ここで見るようなアヤメを切花の市場で取り扱うことはまずありません。
花の姿が大変良く似た花ショウブ(Iris ensata) 、カキツバタ(Iris laevigata)、アイリス(Iris)まではあるのですが、アヤメはありません。アイリスは、ゴージャスなジャーマンアイリス(Iris × germanica)、ダッチアイリス(Iris × hollandica)、それからスプリアアイリス(Iris spuria)、春の球根付きで見かけるキャサリンホジキンなどのアイリス・レティキュラータ(Iris reticulata、ドワーフアイリスとも)などが含まれます。
共通するのは学名のIris (アイリス)。
古代ギリシャ語で「虹」を意味する言葉に由来し、ギリシャ神話の虹の神様もIris(イリス)に由来しているようです。
虹がもつ架け橋とか吉兆のイメージから、商品や社名にはアイリス名がしばし登場します。
神社に一斉に咲いたアイリスは、いわば“地上の虹”のようなものでしょうか。空にかかる虹を見ると、おっ!と思うように、なんだかいいことが起こるのかと、縁起の良さを感じさせる光景でした。
七十二候でも6月26日ころから「菖蒲華(あやめはなさく)」時季を迎えます。(➾詳細はフラワービジネスノート項目22「日本の暦を知る二十四節気、七十二候~」をご参照いただければと思います。)
また、フラワービジネスノートData17流通品目早見表では、最初の一行にアイリスを掲載しています。そのほか、ショウブ(花菖蒲)も流通期をご確認いただけます。フラワービジネスノートはこちらからご購入いただけます。

それではみなさま、ごきげんよう。












