花研コーヒーブレイク
スイートピー発見者の誕生日はスイートピーの日だった驚き
2026.02.19
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
日本人の活躍が目覚ましいミラノ・コルティナオリンピックにちなみ、(現在の)イタリア共和国を構成する地域原産で、今ちょうど流通ピークを迎えている花について、ご紹介させていただこうかと。
現在のイタリア共和国を構成する地域が原産で、市場流通がピークを迎えている花といえば・・・
「スイートピー」です。
スイートピーの原産地は地中海に浮かぶシチリア島。
そして、スイートピーを語る上で欠かせないのが、17世紀、この島に暮らした修道士のフランチェスコ・クパーニ(1657–1710)さんです。これまではクパーニさんて、修道士なんですね~くらいの認識でしたが、なんと彼はシチリアの動植物や貴重な自然に深い関心を持ち、熱心に観察し記録を残した博物学者でもあり植物学者なのだそうです。当時もっとも有名な植物学者の一人だったと聞くと、なんだか急に大先生に見えてきます。
※冒頭で「現在の」としたのは、クパーニが生きた17世紀(1657〜1710年)、シチリアはスペイン王国(ハプスブルク家)の統治下にあったようです。んじゃあ、イタリアで開催中のオリンピックに因んでいないじゃないか!・・・ま、ご容赦ください。
当初、私のぼんやりとしたイメージの中では、スイートピーは「シチリアの丘を散歩中に、修道士によって偶然発見されました~」的なことだと思っていたのですが、全くそういうことではありませんでした。クパーニさんはかなり熱心な植物学者だったようです。スイートピーを見つけたのは、シチリアの修道士の偶然ではなく、熱心な植物学者による必然と言えるかもしれません。
シチリア生まれのクパーニさんは、植物園を創設。地元の植物などを集めて栽培しつつ、薬用植物や外来植物などの分類を進めたそうです。このように植物採集や研究をしている中で、野生のスイートピーを見つけ、1695年ころに自らの植物目録に記しました。また1699年には植物園で育てたスイートピーの種子を採取し、イギリスの著名な園芸家・植物学者であるロバート・ユベデール氏に送りました。これがスイートピーがヨーロッパ全土、ひいては世界各地に広まるきっかけとなったといいます。
そして彼がおよそ25年かけてシチリアで観察した動物相や植物相は、その集大成として『Pamphyton siculum(シチリア島の自然史)』として彼の死後に出版されたのだそうです。1,400を超える膨大な図版があり、リンネ以前の植物学における重要な資料とみなされていたのだとか。
スイートピーを発見した人は、やはり只者ではなかったのだ~!!
今日のブログはここでは終わりません。
なんとなんと、図らずもスイートピーの発見者クパーニさんの誕生日は1月21日。つまり、「スイートピーの日」だったのです!!!
うんわ~、これはかなり神がかっていますな、修道士だけに。
もうなんなら、世界標準でスイートピーの日は1月21日としていいのではないでしょうか。
クパーニさん、私たちはあなたの誕生日を毎年祝うように「スイートピーの日フェア」を開催していますよ。
それではみなさま、ごきげんよう。
素晴らしいオリンピックシーズンをお過ごしくださませ~。










