花研コーヒーブレイク
毒を植えたい
2026.05.08
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
先日の小欄で「ソクラテスがドクニンジンで処刑された」とのタイトルで、ソクラテスが植物の毒によって死刑執行された旨をご紹介いたしました。
はたして植物の毒は誤食などもあり、多くの場合、生活の害になることが多い印象がありますが、つい先日ある友人から相談がありました。
奥さまがご実家の勝浦(千葉の勝浦です。和歌山じゃなくて)で家庭菜園をやっていて、野菜や花を花壇に植えているのですが、キョンが頻繁に畑を荒らしに来て頭が痛いと。
キョンが食べるのは、植えたばかりのパンジーやチューリップ、ブロッコリーなども食べられて、茎だけの無残な姿になってしまったと嘆いていらっしゃいました。
キョンといえば、3月30日にNHKラジオに出演させていただいたとき、スタジオでご一緒させていただいた千葉放送局の方が、地元のキョン問題について紹介されていました。
見た目には可愛らしいけど、人を怖がらないため国道にも表れ雑草を食べたり、夜も突然道路に出てくるので運転にも注意しないといけない。さらには、増えすぎて駆除が追い付かない。なかなか地元の人からしたら切実な問題です。
その友人も畑の周りにネット柵を作ったり対策はしているそうなのですが、花苗も野菜も食べられてしまうのだそう。
ところが、スイセンは無事だったのだそうです。
なるほど、スイセンは毒(アルカロイド)を含みますから、もしかすると毒があるものは食べないのでしょうか??
「じゃあ、毒のある植物教えて!」
と言われて、いくつかご紹介しました。
球根植物ばかりでなく、植栽スペースが許せばアジサイやキョウチクトウなども有効なのでしょうか。
なるほど、こうなるとヒガンバナがお墓に植えられていた理由にも得心が行くというものです。
「毒を含む植物を植えたい」と相談されたのは個人的には初めてだったかもしれません。しかし、獣害が深刻な地域ではこのような需要は確実にあると感じました。
毒を含む植物だからキョン対策に効果があるとは限らないのですが、わからないなりに何やってみようという地元の方の力になりたいものです。
友人は横浜在住。せっかくなので、今度FMヨコハマのハナラボコーナーでご紹介しようと思います。放送は6月の回になると思います。
よろしければ耳を傾けてみてください。
それではみなさま、ごきげんよう。
・・・ ・・・ ・・・おしらせ・・・ ・・・ ・・・
大田花きホームページ「産地ウンチク探検隊!」を更新いたしました。(5月7日)
今回はJA中野市花卉部会様のシャクヤクです。
ウンチク探検隊20年の念願叶い、JA中野市様の知られざるシャクヤク生産潜入することができました。
取材後に降雹があり、ご出荷直前のシャクヤクが大変な被害を受けてしまいました。その様子もご紹介しております。
今回は前編。
近日中に後編も公開いたします!










