「香りの提案」大田花き花の生活研究所

ヒヤシンス

Category: 球根類

                         

ヒヤシンスについて

年内~春先にかけて咲き、爽やかな香りを放つヒヤシンス。
和名では「風信子」や「飛信子」といいます。香りが風に運ばれてくることから名付けられたといいます。

ヒヤシンスの香りとは

ヒヤシンスの香りは「グリーンノート」と呼ばれる青葉の香りを思わせる爽やかな香りが特徴となっています。
これはフェニルアセトアルデヒドと呼ばれる芳香成分が含まれているためです。フェニルアセトアルデヒドはヒヤシンスの香りに代表されることから別名「ヒヤシンスアルデヒド」とも呼ばれ、フレグランスの世界では
グリーンノートを作るための主要成分になります。

ヒヤシンスの香りの活用法

ヒヤシンスを使った香りのブーケ

ヒヤシンスの香りと相性の良い芳香花を組み合わせて、香りのブーケを作ることが出来ます。ヒヤシンスの重厚感のある香りは単体では強く感じますが、他の芳香花と組み合わせることでブーケ全体の香りを深めたり、香りに奥行きを持たせたりする効果があります。

ヒヤシンスの香りと相性の良い芳香花

(上記画像:左からチューリップ、沈丁花、バラ、ジャスミン、ミント)

(香りのブーケ作成例)

ヒヤシンスの歴史、系統について

ヒヤシンスは、ユリ科の球根性多年草です。
原産地は地中海に面したシリア、 トルコ、ギリシャあたりと考えられており、同じ属の仲間は主に地中海沿岸~中央アジアに30種ほどが知られています。
現在流通している系統は「ロ ーマンヒヤシンス」と「ダッチヒヤシンス」という2つのに大きく分けられます。切り花用園芸品種としては、ダッチヒヤシンスが主に栽培されています。花が大きく密に咲いて美しいダッチヒヤシンスは、オランダやフランスで改良を経てたくさんの品種バリエーションが生まれました。

ヒヤシンスをきれいに咲かせるためのコツ

オランダ産の切ヒヤシンスの茎の根元を見ると、先の方が黄色っぽく色づいていますが
この部分は、球根を機械でくり貫いたときに残った球根の一部です。ヒヤシンスは球根の中に栄養分を持っているため、この部分はハサミで切り落とさずに付けておくようにします。栄養分を残しておくことで、切花でも上の方のつぼみまで開花し、花を長く楽しむことが出来ます。