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カトレアの香り

2009年11月、蘭の香りの専門家である廣瀬氏のご協力のもとカトレアの市場流通品種50種を評価し、弊社で香りのタイプ分類を行いました。カトレアの香りの全体像は、以下に挙げる香りのタイプとその強さ・バランスによって表わすことが可能です。以下は専門家のアドバイスにもとづく官能評価方法を用いた分類のため、より正確な分類は、成分解析によって明らかになっていくことと思います。

ベースとなる「カトレア様」の香りとは、シナモンに似たシンナミックな香りと、樹脂様のバルサミックな香りを併せ持つ独特の芳香です。強さは品種によりさまざまですが、芳香性のカトレアの約8割以上に見られる特徴的な香りということが分りました。このカトレア様の香りにローズやシトラスなど様々なタイプが混ざり合い、芳香性カトレア品種に見られる香りの個性が作られているようです。

カトレア様をベースに、各タイプの特徴的な香りを持つ市場流通品種を以下にご紹介します。

※カトレアの花香は栽培環境や気温、時間帯によって大きく変わることがあり、また個体差があるため、以下は常時必ずしも見られる香りではありませんのでご注意ください。

カトレア様
フルーティ様
ローズ様

「エミリーシュープ」

「サファイヤ・カリビアンスカイズ」

「ジョージキング」

シトラス様
アルデハイド様
ミュゲ様

「ラズベリーパフェ」

「カリフォルニアG」

「ジョンセーベル」

ガーデニア様
ヘリオトロープ様
バニラ様

「ボブ・ベッツ」

 

「フェスティバル

クイーン」

「アイリーンフィニー

イングリット」

ラクトン様
ハニー様
グリーン様

「パメラフィニー」

「ドラムビート

トライアンフ」

「ダークギル・スズキ」

パウダリー様
ウッディ様
フローラル様

「ミヤビ」

「クリスビン・ロザレス」

「フィニー」

シンビジュームの香り

現在、市場流通のあるシンビジュームにおける芳香品種は多くありませんが、一部の原種や、原種に近い(と思われる)交配種の中には優れた香りをもつものが見られます。

弊社では、香り技術顧問の蓬田氏の評価のもとで、80種以上の切り花シンビジューム品種を調査しました。芳香性シンビジュームの香りの全体像は、以下に挙げる香りのタイプとその強さ、バランスによって表現されることが分りました。

各タイプの特徴的な香りを持つ、市場流通品種の一部を以下にご紹介します。

ワックス様
フローラル様
グリーン様

「ユアコール」

「さくらさくら」

「アイスティ」

スパイシー様
シトラス様

「アステール」

「カリオカ」

2007年1月 香り技術顧問 蓬田氏によるシンビジューム芳香調査

 

オンシジュームの香り

切花流通品種としてポピュラーな芳香性オンシジューム「シャーリーベイビー」は、チョコレートやバニラに似た甘い香りが特徴です。香りを成分分析した結果、甘いローズ様の香りの3.7-ジメチル-2.6-オクタジエン-1-オール(ゲラニオール)を主成分に「シス・オシメン」 「リナロール」「シトラール」「ターピネオール」「α-ファルネセン」など様々な芳香成分が検出されました。 これらの成分によって、甘い芳香が形成されていると考えられます。現在のところ、香りの強い切花流通品種としては「シャーリーベイビー」が代表的ですが、原種や園芸品種として栽培されているオンシジュームの中には香りをもつものが少なくありません。今後、優れた香りをもつ品種の切花生産が期待されます。

オンシジューム「シャーリーベイビー」

(写真はスペアミント(切葉)との組み合わせで、チョコミントの香りのブーケ制作例です。)