「香りの提案」大田花き花の生活研究所

※本ページの情報は 2006 年時点のものです。花きの香りについては文化的情報としてみなさまにご参照いただきたく、ここに調査結果をご紹介いたしますが、弊社では香りの調査事業は終了いたしました。本内容のお問い合わせにつきましては、対応いたしかねます旨、予めご了承くださいませ。

ロウバイ

Category: 花木類

ロウバイについて

ロウバイは冬を代表する芳香花木です。関東では主に埼玉県・赤山から出荷されています。赤山地区は江戸時代から将軍へ謙譲花を栽培してきた、歴史ある花木類の生産地です。市場では‘老梅’で流通していますが本当は、蝋梅(ロウバイ)で蝋細工のように美しいからという説や、臘月と言う別称を持つ12月に咲く花という説もあります。

ロウバイの香りとは

ロウバイの香りは甘くフルーティで、微かに石鹸のような清潔感がある香りが特徴的で、ニホンスイセンの香りと似ているようです。これは主成分のシネオール、ボルネオール、リナロールなどの芳香成分によるものです。

ロウバイの香り楽しみ方

早春の寒気の中で、春を感じさせてくれる花がロウバイです。
冬限定のロウバイ。是非、玄関やリビングルームなどで冬の香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

川下りで有名な埼玉県秩父にある長瀞町には、ロウバイの花の名所といわれる宝登山頂 ロウバイ園があります。ロウバイ園は、広さ約2,000㎡で、約500株(2,000本)の3種類の蝋梅が植栽されています。宝登山山頂から秩父の明峰「武甲山」「両神山」などを一望した後は、是非ロウバイ園へ足を運び、丘陵一帯に咲くロウバイの色と香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。