OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

幸せの秘訣☆ その②

2014.08.13

 

昨日の続きです。

どのようにすれば幸せを感じる脳内物質が分泌されるか。主に2つあるそうです。同じくロート製薬さんの季刊誌からの引用です。

 

②幸せの脳内ホルモンは2つある

遺伝子レベルの研究で、幸せのタイプには2種類あることが明らかになっています。

ひとつは、レジャーや食事など、自分が楽しむことで感じる幸せである「ヘドニックハッピネス」。

ヘドニックとは、英語のhedonic=快楽の、幸福感の、という意味です。著名な医師・鎌田實先生は、このヘドニックハッピネスの時に幸せを感じる脳内ホルモンであるセロトニンが分泌されるとおっしゃっています。セロトニンの分泌が減少すると、うつ症状や睡眠障害になったりするそうです。よく笑ったり太陽を浴びたりすることでもセロトニンの分泌を促せるのだとか。

 

もう一つは、社会貢献や他人への愛情などによってもたらされる幸せで「ユードモニックハッピネス」といいます。

ユードモニックとは、eudaemonicを英語読みしたもの。元は、ギリシャ語でEudaemonia=幸福から来ています。紀元前の哲学者アリストテレスの考える人間の最高善(幸せ)をこう呼んだことに始まるようです。この時に出る脳内ホルモンはオキシトシン。いわゆる思いやりホルモンとも言われ、オキシトシンが分泌されると他人に対する信頼感が高まったり、血圧の上昇を抑えられたりするのだそうです。

 

また、ヘドニックハッピネスは炎症を抑える遺伝子、ユードモニックハッピネスは免疫力を上げる遺伝子が出現することも分かっているそう。ロート製薬さんの季刊誌によれば、これが最新の研究結果。

 

面白いですね。他人に貢献することで幸せを感じるということが医学的・科学的に証明されているということです。思いやりホルモン、オキシトシン。他人の迷惑を顧みない自分勝手な行動は、長寿に導かないのですね。

人体や脳について、解明されていないことはまだまだたくさんあるのでしょう。人が健やかに生活できるよう、これからも日進月歩に研究が進み公開されるようますます期待したいと思います。

 

明日は幸せの秘訣☆その③(最後)をご紹介します。

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