OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

雷にご注意ください

2014.08.11

 

ゲリラ豪雨やら超大型台風やらで、昨今夏の空は災いの元になっています。

上毛カルタで「そ」と「ら」といえば、

「そ」・・・「揃いの支度で 八木節音頭」

「ら」・・・「雷(らい)と空っ風 義理人情」

上州名物は、雷と空っ風と義理人情であるということを示しています。

今や雷は上州だけの名物ではないのかもしれませんが、上州育ちのアタクシは中学生の時に雷で部活の後輩を亡くしました。

 

部活中に大雨が降り出しましたが、顧問は生徒たちの帰宅が遅くなるのを案じ、雨が止んだ瞬間に、

「それ!今のうちだ。みんな帰りなさい!」

と指示を出して、帰宅させました。

その時、関東平野の田舎道で田んぼと上越新幹線の高架以外、何もないような道を帰宅していた後輩のMさんは、田んぼに囲まれた細い道で雷に打たれ亡くなってしまったのです。

その時、雷は雨上がりの方が、むしろ空気が澄んでいて落ちやすいと教えられました。止んだからといって、雷が鳴っている時にむやみに外に飛び出してはいけないと。

先週、愛知県の私立高校で野球の試合中に、17歳の高校生が雷に打たれ、周囲の願い虚しく命を落とされました。他人事ではないと思われた方も多いと思います。日本では、日頃落雷が多い割に警戒心が薄いなと思うことがあります。落雷で知人を一人失い、過剰に恐怖心を持っているのはアタクシの方なのかもしれませんが。

毎年、日本では20人くらいの方々が落雷でお亡くなりになるそうです。明るい将来が待っていたはずの若い青年が、不慮の事故で亡くなるのは無念でなりません。

 

特に屋外での業務が多い生産者の皆さまは、外出時に雷に遭うことも多いでしょう。

高校生の時、理系の友人が車に乗っていれば雷は落ちないという原理を会得したらしく、通学時に電車の中で一生懸命話してくれたことを覚えています。

電流のプラスとマイナスがどうでこうで、だから窓さえしっかり締めていれば落ちないのだと。理系の科目がさっぱりだった私には、結論しか理解できませんでしたが、とにかく車に乗っていれば大丈夫なんだそうです。

外でお仕事をされる皆さまも、くれぐれも雷にはご用心くださいませ。雷が鳴ったら屋内か車内に避難です。特に雨上がり時に要注意です。

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