OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

マジカルナンバー7

2012.09.13

7という数字は面白いほどに不思議な数字だ。

 

7が使われた表現やケースを見てみよう。

・7つの海を制覇す(といえば、全世界を制覇した意味)

・曜日の数(4倍すれば月の公転周期)

・ピタゴラスは3(神)+4(東西南北)=7(宇宙)と定義

・白雪姫と7人の小人たち

・七不思議(八不思議とか十不思議とかではなく)

・七福神

・七つ道具

・七転八起

・七転八倒

・七つの子(カラスの歌。白雪姫の小人たちのようなものか)

・人の免疫システムも7年で生まれ変わると言われる

まだまだあるかもしれない。

 

こうしてみると共通しているのは、7は「ひと通り」とか「全て」という意味を持っているのではないだろうか。

白雪姫の小人たちも、ひと通りのタイプが揃って7人、七つ道具も商売に必要なひと通りの道具が7つ、七福神もひと通りの神様が揃ったこと。

7=ひと通り、一周・・・そう仮定するとつじつまが合う。

「七転八起」などは「全て」という意味から「たくさん」という意味の喩えのように思う。実際に7回転んだわけではなくても、たくさん転んだという意味で使うわけだから。

これは日本人だけではなく、その生まれに関係なく、誰でも自然にそのような感覚を覚えてしまう不思議な数字のように思える。

 

この「ひと通り」というのが人の脳に自然に作用して、人は気持ちに変化が出てくる。7年同じ刺激を受けた脳は、“ひと通り経験した”と感じて、次の物を追い求める。そのような個人個人の傾向が集まり、社会全体の傾向(=トレンド)を成し、その結果、新しい社会現象が生み出される。

 

少し前の韓流ブーム、空前の環境ブーム、「●●の品格」ブームも、はたまたスピリチュアルブームもたまごっちブームも、「24時間戦えますか」マインドも、「癒し」マインドも、全ての社会原初うは7年の周期を元にした人の脳の傾向によって生み出されているのではないだろうか。

 

この人々のマインドがどのような状態にあるかで、売れるもの売れないものというのが変わってくる。同じものを同じように売り出した場合、人々のマインドが違うだけで(つまり時代が異なるだけで)ヒットか否かの結果は大きく変わってくる。

 

結果、感性の商材である花も、この社会現象に大きな影響を受ける。経済状況や生活環境、社会現象や人の7年の脳のサイクルに共鳴しながら流行が形成されていく。

実は2013年、当社の仮説でいくと7年のサイクルは次の節目を迎えることになる。

 

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