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消費税増税 その時花は・・・?

2012.06.19

消費税増税法案可決に向けていよいよ佳境を迎えている。

 

一般の人の気持ちからいけば、増税は決定で、焦点は「いつ」「何%」なのかということなのだろうが、10%という税率すらも通過点ではないかと思っている。

 

例えばの話だが、日本の消費税が20%前後になった時、海外の例からいくと全てに対して20%ではなく、生鮮品や生活必需品など、一部の商品に関しては消費税率が若干低くなるのではないかと思われる。

 

以下は海外の消費税率(いわゆるVAT)を示したもの。(出典:AIPH/International Statistics Flowers and Plants 2008)

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左の行が通常の消費税率を示している。EU諸国と比べると日本は現時点では極端に低いことが分かる。

右の行は、切り花と鉢物を装飾目的で購入した際の税率になっている。

 

オーストリアでは通常20%のところ花は10%、ベルギーでは21%が6%、チェコでは19%が5%などと、いくつかの国で減税率が採用されている。

また、この表からいくと花は食料品と同様の税率が採用されているところと、食料品とは区別され通常品としてみなされている国と通常品と食料品との中間税率が採用されているところとさまざまだ。

 

さて、将来日本ではどうなるのか。現時点では想像するしかないのだが、日本では市場法で「生鮮品」というと、野菜・肉・魚に加え、花も含まれる。これに従い、花も食料品と同じ税率になるのか、それともほかの雑貨などの通常品と同じ扱いになるのか、或いはその中間をいくのか。

消費税率アップに連れ、日本国での花の位置付けについて注目していきたい。

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