OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

失敗したら何のせいか?

2012.03.28

郵便局の待合でふと手に取った雑誌に載っていた記事。

ある心理学者のコラムだったが、失敗したときにその原因を自己の中に求める方が次のチャレンジで成功率が高くなるという。

 

ところがうまくいかなかったときに環境や他人のせいにすると、成功のバーが高くなり、うまくいかないことが多い。

うまくいかなかったときは、その原因を円グラフにして分析してみるといいのだとか。

 

例えば失敗した原因を以下のように考えたとする。

 

この場合、自己の原因とそれ以外の要因とに大別すると以下のようになる。

 

しかし、原因を次のように分析すると・・・

 

自他の要因割合は次のようになり、自分の中に原因があるとする部分が大きくなる。

このように自分の中に原因があると分析した方が、次のチャレンジのバーが下がり、成功しやすくなるとその心理学者はいうのだ。

 

「花は三気商売」といわれる。「景気・天気・やる気」に左右されるということだ。花でなくてもあらゆる事業においても多かれ少なかれ当てはまるのではないかと思う。この場合、要因を三等分で自己原因を30%とするか、或いは景気20%、天気10%、やる気70%とするかで取り組みの結果が変わってくるということだろう。

 

実際、都内で多店舗展開されている花小売店さんの社長さん(緒方直人似)から、次のようなことを伺ったことがある。

ある営業日の午後に雨が降り始めた。多くの店舗では軒並み売り上げを落としたが、商業施設や地下の通路など、外が見えない店舗ではその日の売上は晴天の日の結果と変わらずか、むしろいつもより良かった店舗もあったという。雨が降ってきたことを知らないから環境のせいにする由もなく、一生懸命売っていたからだろうと社長さんはその推測されていた。

 

成功へのハードルを上げるのも下げるのも自分次第ということ。自己に原因がある考えるのは、コントロールできる部分を洗い出し、次回はこうしようと具体的な改善プランを練ることに繋がるから、必然的に成功率も上がる。考え方や気持ちの持ち方次第で世界は変わるんだな。

 

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