花研コーヒーブレイク
ニューイヤーコンサートの花
2019.01.07
本日1月7日はラジオ当番でした。
NHKマイあさラジオで、旬を迎えるスイートピーをご紹介いたしました。
シチリア島生まれのスイートピーについて、その性質や生産のご苦労、日本のスイートピー生産は世界でも超先進国であること、今年の作柄、ご家庭での楽しみ方、1月21日はスイートピーの日であることなどについてご紹介させていただきました。
また、スイートピーが現時点で持っていない色素について（でも実は、その色のスイートピーの流通量はすこぶる多い！）、クイズ形式でご紹介いたしました。
次回マイあさラジオでの花の紹介は2月4日（月）です。インターネットで聴取可能です。スマホ等でも聞いていただけますので、よろしければ聴いてみてくださいませ。生放送でお話ししております。
さて、毎年恒例、新年にウィーンの楽友協会で開催されるウィーンフィルによるニューイヤーコンサートの装飾花について。
昨年は赤白ピンクなど、ビビッド系の組み合わせ、その前はフルーツを使うなどの特徴が見られましたが、今回はクリーム色や淡いピンクなど、優しいニュアンスカラーの組み合わせでした。色物を使っているように見えますが、遠くから見ると白っぽく映ります。
シンビジウム、アンスリウム、ファレノプシス、アマリリス、LAユリ、カーネーション、バラ、アスパラガスナナスを染めたと思われるものなどが使われていました。
そして特徴と言えば、なんといっても、ピンクッションやワックスフラワーなどのネイティブフラワーが使われいたことです。
この楽友協会での装飾においては、それほど一般的に取り入れられるトレンドが反映されるとは思っていませんでしたが、ドライな質感や乾いた大地を思わせるネイティブフラワーが使われていたことには驚かされました。
そしていつもの通り、ステージ中央部には、スマイラックス（かルスカスかなにか）で覆われたモリコロのようなカメラが潜んでいました。
↓写真中央下あたりのグリーンのもしゃもしゃにカメラが潜んでいる。
そんな具合でした。今年のニューイヤーコンサート。
今年は、花のズームやショットが少なかったように思います。ちょっと花の画面を撮影しにくかった印象です。
