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【最新版】平成28年花木等生産状況調査発表

2018.08.03

昨日8月2日、農林水産省より平成28年花木等生産状況調査が発表されました。

28年ですから2年前の結果ですが、前年対比で伸びている品目もあれば、そうでもないものもあります。これはやはり1年で比べてもなかなか答えは出ません。品目別に分析をするなら、歴年の推移を見る必要があります。(従いまして、品目成長について分析をご希望される場合は、弊社までご用命ください。→ご用命はこちら

 

本日のところは、同じ期間の東京都5市場の結果とどうであったかを比べてみました。

 

【平成28年花き生産(農林水産省生産状況調査)、及び取扱い金額、数量(東京都中央卸売市場統計情報) 前年対比↓】

※いずれかが100%未満のところ、いずれかが100%を満たしている部分に色付けをしました。あまり深い意味はありません。自分でどんなものか見やすくするためです。

H28

農水のデータは国内産出データであるのに対し、東京都卸売市場は取扱いデータですから、輸入品も含まれます。この輸入品率の高い品目は、このあたりのことで農水と東京都との前年比に差が出ているということもあるでしょう。

 

東京都の平均単価は、(上のリストの中では)カーネーションとガーベラを除き、軒並み100%以上でした。これはこの年ばかりでなく、数年の傾向として品薄高が続いていることを示しています。

 

面白いのはカスミソウの動きですね。

全国の産出額は前年対比90%、東京都卸売市場の取り扱いは106%、取引単価の平均は114%。

この数字が何を示すのか、いくつか仮説が考えられますが、またこのことについても歴年で見てから改めて言及したいと思います。

 

ご興味のある方は農林水産省のホームページをご覧くださいませ。

県別の生産状況も発表されましたので、ご自身の都道府県の生産状況についてチェックするのもいいかもしれませんね。

 

本日のところはこの辺で。

それではみなさま、お体に気を付けて、良い週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。

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