OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

今日から平成最後の・・・

2018.05.01

本日5月1日からは、毎日が“平成最後”となりそうです。

例えば今日は平成最後の5月1日で、平成最後のスズランの日。母の日も今年が平成最後。これから開催される各社の株主総会も平成最後、夏休みもハロウィンもクリスマスも・・・ですね。

最後だからといって何か意味があるわけではないかもしれませんが、店頭イベントなどで、何かキャッチを作る時に、こんなフレーズでお客様の心理をひと押しできるといいなと思いました。

 

さて、平成最後の5月1日(しつこいですね。すみません)付けの日本農業新聞には、日本花き卸売市場協会のまとめによる売上高が過去最低との見出し。

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理由の分析は、それぞれの立場から様々あるでしょう。考えられる複数の要素がマイナスに絡み合って、売り上げのパイが縮小しているように思います。数ある理由の一つとして挙げられるのは、販売チャネルが拡大しないことではないでしょうか。

例えばインターネットを通じた販売。総務省のデータによると、花きの販売チャネルのうち通信販売は全体の0.8%(詳細は「花研手帳2018」P.45をご参照ください)。一方、海外ではおよそ5-10%の国が多い(Labobank、2015のデータ)。とりわけオランダではインターネット販売が伸びているようです。

しかし、逆に申し上げれば、日本の花き販売にはここにまだ開拓の余地があると捉えることもできます。

生鮮品であり、場合によってはアートでもあり、ギフトともなりうる要素を考慮すると、姿が個別に異なる花き商品はインターネットには不向きと捉えるケースもあるかもしれません。ただ、オランダのように伸びている例を考えれば、全く不可能ではないかもしれませんし、もしダメであれば別のチャネルを拡大する必要があるでしょう。

インターネット販売というのはあくまでもひとつの例に過ぎません。総合的に販売チャネルの拡大も必要ではないかということです。

 

あるいは、商品のライフサイクルを考慮する必要もあるかもしれません。

人口動態や需要動向の変化に、どのくらいキャッチアップできているかということも、市場を含め小売や生産が一体となって、振り返ってみてもいいかもしれません。

 

花き業界の低迷ニュースも、これを平成最後として、今後は上向きにしていきたいですね。

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