花研コーヒーブレイク
タスマニア ワラッタ？？
2017.05.12
がおぉぉーーー！！！
（ちょいとアホっぽい始まり方ですみません^ ^;）
こちらはタスマニアデビルが描かれた手ぬぐいです。
週末、弊所のショチョさまがご家族で多摩動物公園にお出かけになり、手ぬぐいコレクターとして新しく購入したものです。
「このオレンジの花、何かなぁ～・・・」とショチョさま。
「ピンクッションかなにかでは？」とテキトーに答えるいつもながらいい加減なアタクシ。（自分が何を言っているのか認識することなく口にしていることが多いんだなぁ・・・）
「う～ん、でもピンクッションて南アフリカ原産だからタスマニアデビルと一緒に描かれるかなぁ？？でも確かに見た感じはピンクッションぽいんだよな。」と独り言のようにショチョさま。
するとどうしても腑に落ちなかったショチョさまは、なんと多摩動物公園にメールで問い合わせをしました。（流さずにきちんと納得がいくまで調査するという、最後まであきらめないこのアプローチに脱帽です。）
すると、即日多摩動物公園から返信が来たようです。
「この花はタスマニアワラタというタスマニア原産の花です。」
タスマニアワラタ？？
聞いたことがなかったのでネットで画像を確認してみると、確かに市場に流通しているテロピアワラタと花が異なり、むしろピンクッションに近い形をしています。遠巻きの写真を見ると、この手拭いに描かれた通りの姿をしているではありませんか。
（「タスマニアワラタ」→「画像」で検索してみてください）
1枚の手ぬぐいを通し、花についてひとつ新しいことを学ぶことができました。タスマニアワラタは日本に流通する機会はありませんので、日々市場流通を見ていたとしてもなかなか知ることができないのですが、タスマニアのような場所を旅すると日頃では見かけない植物にたくさん出合えるかもしれませんね。
いよいよ週末は花き業界の一大物日、母の日を迎えます。お忙しいこととは存じますが、良い週末をお過ごしくださいませ。
