OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

あいさい市のあいさいの日

2017.01.23

愛知県愛西市(あいさいし)をご存知でしょうか。

その名の通り愛知県の西の県境に位置する愛西市。全国の市町村リストでも五十音順にすると、最初にリストアップされるという、ある意味全国一位の市です。

そこで花生産に従事される方がつい先日弊社にお越しくださいました。

愛西市は「あいさい」だけに、「愛妻の日」には花ビジネスは盛り上がるのですか?と伺うと、

「何もありません。何せ高齢者ばかりですから」

と。

しかし、高齢者が多いから花が売れないとは何の因果関係もなく、売れない理由にはなっていません。

むしろ、花を買うのは中高年、とりわけ50代以上。さらには、その世代の方が人口動態からいってもご夫婦で生活しているボリュームゾーンがあるのですから、訴求しやすいはず。愛妻の日のプロモーションこそ中高年層が多い地域にもってこいです。

せっかく、さまざまな団体が色々な切り口で生活者に花をご提案する“機会”をゼロから作り、プロモーションをしてくださっているのですから、それに乗っからない手はありません。零細構造の花産業ですから、地域の生産者さんや小売店さんは、大きな団体のプロモーションにうまく“乗っかる”ことがポイントではないかと思っています。しかし、地域それぞれに個性や文化があるわけですから、ただ乗っかろうとしても、うまくいかないこともあるでしょう。全国画一的な企画は次のステージに入り、それぞれの地域や一人ひとりのライフスタイルに合わせたユニークな提案が必要です。単身赴任で同居していない人もいらっしゃるでしょうし(そんな人こそ、実は愛妻の日を訴求しやすいのでは?)、そのほか様々な理由で離れて暮らすご夫婦もあるでしょう。

地域ごと、それぞれの生活スタイルのことを思った企画と提案、ストーリーができたら、その後はメディアリリースも必要でしょう。メディアに、こんな理由でこんなことをやっていますよとお知らせするのです。

「愛西市では愛妻の日に花を贈る~」なんて、ちょっと耳を傾けてみたくなる話だと思いませんか。少なくとも、地元のメディアは取り上げるでしょう。

画一的なプロモーションから一歩展開が進み、それぞれの生活者の幸せをコーディネートする取り組みが、地域の花の消費を徐々に定着させるのではないかと思いました。

そんなこと思う機会をいただいた愛西市からのお客様でした。

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