OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

偉人に学ぶ人格の作り方

2015.11.16

第16代米国大統領エイブラハム・リンカーンは「人民の、人民による、人民のための政治」のフレーズばかりでなく、偉人として多くの語録を残していて、その格言をいつも胸に抱いていらっしゃる方も多いことでしょう。

 

リンカーンから学ぶものは多いものです。

例えば、彼の逸話から。

リンカーンが自宅で友人と仕事の話合いをしているとき、気の短い妻が帰ってきて、お願いしていた用事ができているか聞きました。

「忙しくてまだやっていない」と答えたリンカーン。

すると、妻は友人の面前でリンカーンをののしり始め、ドアをバタンと閉め部屋を飛び出していきました。

 

ビックリしている友人を前に、リンカーンは微笑みながら説明しました。

「ああして爆発することで妻の気持ちがすっきりするなら、私はその方が嬉しい」

と。

なんと神様のような対応なのでしょう。過剰に(・・・かどうかわかりませんが、リンカーンの奥さんがやったように)怒りを表現することは相手の弱点で、それが自分の前で露呈されたことは、自分の存在価値があるというものだということです。

自分のことを怒る人やけなす人、無視する人は世の中にたくさんいるけれども、そのような形でしか自己表現をできないという弱さを持っているため、それを受け入れてあげることに自分の存在意義がある。つまり激しい怒りの矛先を向けられたり、冷たい態度をとられたりすればするほど、自分の存在意義が高まるので喜ばしいという思考なのです。

・・・弱輩者のアタクシはこんな風に考えたことなどありませんでした。スゴイですねー。誰でも努力すれば誰でもいつかそのような大きな器の人間になれるものでしょうか。

仕事のスキルを磨くことも大切ですが、会社や社会での経験を通じて自己鍛錬していくことも同じくらい大切なことのように思います。大変ですが。

11月も後半に突入しそろそろ師走の音が聞こえてくるころです。自己鍛錬に努め、忙殺されないよう努めたいと思います。

LINCOLN

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